@article{oai:scu.repo.nii.ac.jp:00000048, author = {堀田, 里佳 and 羽深, 久夫}, issue = {1}, journal = {札幌市立大学研究論文集, SCU journal of Design & Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究は空間デザインの観点から動物園の樹上性類人猿のタワーを構成材料や形態により構成要素に分解し,動物園観客の目にとまりやすい身体運動を伴う三次元行動が発現する際にタワーのどの要素が使用されているかに着目して行動調査を行うに先立ち,予備観察を通じて最適な観察法・要素分解・行動カテゴリー分類・行動調査の測定法・記録法を明らかにすることを目的とする.札幌市円山動物園チンパンジー館は1998年に筆者らが京都大学霊長類研究所の協力を得て設計を行った施設であり,環境エンリッチメントの観点から屋外に高さ15mのタワーが設置されている.当施設において2日間にわたり屋外タワー上でのチンパンジーの行動を動画撮影を主体とする方法で観察し,タワーを7項目69要素に分解,行動を6項目22カテゴリーに分類して収録動画の分析を行った.樹上率の計算では平均92.7%という極めて高い樹上率とそれに占める活動時間が約4 割という結果が得られた.また行動が活発な時間帯30分間をサンプルとして行った連続記録に基づく分析によると,1行動の持続時間は平均22秒と短く使用要素は延べ500ヶ所以上となり,行動の発現間隔は約11秒に1回と非常に短いことがわかった.このことから行動の測定は要素を併記した行動サンプリングにより行い,行動の記録はサンプリング間隔30秒程度の1-0サンプリングの応用で行うことが適しているとわかった.}, pages = {67--82}, title = {動物園の立体構造物における樹上空間再現性評価の調査手法の研究 ‒円山動物園チンパンジータワーにおける調査の報告‒}, volume = {7}, year = {2013}, yomi = {ホリタ, リカ and ハブカ, ヒサオ} }