@article{oai:scu.repo.nii.ac.jp:00000051, author = {青塚, 大輔 and 中原, 宏}, issue = {1}, journal = {札幌市立大学研究論文集, SCU journal of Design & Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究は,札幌市を対象として,地域の小単位区である「統計区」に着目し,高齢者の日常生活に関わりの深い機能を様々な視点で整理したうえで,地域の現状を基準に「暮らしやすさの潜在性」を解析した. 具体的な方法は,はじめに地域における現在の姿を把握するため,高齢者の暮らしやすさに関わりのある生活要素を設定し,関係する機能及び空間について電話帳や各種統計資料等を用いデータベースを構築した.続いて,暮らしやすさの特性を把握する方法として主成分分析を適用したほか,地域別の傾向をみるために,主成分得点を基に,クラスター分析による類型化を行った.次に,コーホート要因法を用いて,統計区ごとに将来の高齢人口や総人口を推計し,高齢化及び人口減少などの割合から,指標として偏差値を算出した. 以上から,類型別,統計区別にその将来性について考察を行った. 結果として,現状において,買い物や飲食など消費行動の場や病院などの医療施設が充実している統計区では,将来における高齢化の進度が他の統計区と比べて低いという傾向を示すことができた.また,都心に近い統計区ほど高齢者の暮らしやすさに関係する生活機能が充実している現状も把握することができた.一方,生活利便性があまり充実していない統計区は,現在の暮らしやすさに加え,将来の高齢化や人口減少などの進行が及ぼす衰退など,生活利便地区との格差が生じることについても示唆した.}, pages = {59--69}, title = {高齢者の暮らしやすさとその将来―札幌市の統計区データによる地域分析―}, volume = {6}, year = {2012}, yomi = {アオツカ, ダイスケ and ナカハラ, ヒロシ} }